平成11年11月のOPEN以来、明石海峡を眼下に望むロケーションの良さで訪れる人を魅了しているのがこちら。利用客のほとんどが淡路島外からというにもかかわらずリピータが多いというところに満足度の高さがうかがえます。
たこフェリーの岩屋港乗り場まで車で5分と近いせいか、淡路島観光やマリンレジャーを楽しんでから「帰りがけにゆっくり入浴でもして」という方が多い中、往復1時間弱の船旅と瀬戸内の旅情を味わいながらの散策を組み合わせて1日がかりで楽しむ方が増えています。
そんな方におすすめしたいのが、たこフェリーの往復乗船券と美湯松帆の郷の入浴券がセットになった「たこで湯ったり温泉きっぷ」。車なしの旅客専用のチケットで、お値段も大人900円小人500円とリーズナブルです。
岩屋港でたこフェリーを降り、春はイカナゴ、夏はタコやアナゴの水揚げで活気づく長浜漁港を右手にぶらぶら歩けば、10分ほどで「松帆アンカレッジパーク道の駅あわじ」に到着。昼時なら名物の明石焼きや海鮮バーベキューに舌鼓をうつのもよし、行き交う船を眺めながら記念撮影も。ここからさらに西へ歩を進めると右手に水産加工場群が見えてきます。春先には季節の風物詩としてすっかり定着したイカナゴのくぎ煮を煮く甘辛い香りが漂い、初夏にはチリメンを天日干しにする風景を眺めることができます。
そのまま海沿いにしばらく歩けば和歌にも詠まれた景勝地「松帆の浦」。途中で左に折れて県道からの坂道を登れば「美湯松帆の郷」ですが、この坂道がくせ者。急勾配が延々1qほど続きます。歩き慣れていない方は最初から路線バスもしくはタクシーの利用が無難かもしれません。
建物の玄関を入ると広々としたロビーの右手に券売機、奥はレストランとお土産売場になっています。まずは券売機で入浴券を購入、履き物をロッカーに入れて中へ。
タオルを忘れても「手ぶらセット(200円)」があるので安心です。履き物用と更衣用、それぞれのロッカーで100円硬貨が必要ですが、使用後は戻りますので取り忘れにご注意を。
泉質は単純弱ラドン温泉で無色透明、33度の源泉を浴用加熱しており、神経痛や筋肉痛などへの効能と肌がつるりとしたような湯上がり感が特徴です。浴室は洋風と和風が日替わりで入れ替わりますが、セールスポイントの露天風呂は両方にありますのでどちらにあたっても眺望はばっちり。豪快な昼間はもちろん、ライトアップされた明石海峡大橋が幻想的な夜の露天風呂も情緒があっておすすめ。
風呂上がりはドリンクコーナーの冷たい飲み物でクールダウンするもよし、マッサージコーナーでとことんもみほぐしてもらうもよし。でもせっかくなら、和食のメニューが充実したレストランでゆっくりと食事も楽しみたいですね。海側の席に座り明石海峡を眺めながら地元産の素材を使った料理に舌鼓を打てば、充実の1日となることまちがいなしです。
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